9.232016
結婚式当日の新郎新婦お2人やゲストの皆様の様子をビデオ撮影し、披露宴お開き時に
上映する商品をどのように呼んでいるのか、どのような商品名で売り出されているのか、
ネット上で検索してみた。
そうすると、『撮って出しエンドロール』以外にも、『ダイジェストエンドロール』や
『エンディングムービー』や『撮って出しライブエンドロール』、『リアルタイムエン
ドロール』等の商品名で呼ばれていることがわかった。そして価格も安いところでは
5万円から。高いところでは30万円の価格表記をしているところもあった。
Youtubeで『結婚式 エンドロール』で検索をかけると、当方の予想以上に登録されて
いた。ムービーの長さは短いもので2分、長いものだと6分を超えるものも見かけた。
予想したことであるが、記録部分が挙式だけなら、相対的に安く、記録部分が披露宴の
お開きに近づくほど高額に料金設定がされている。前回のブログにも記載したが、記録
部分(撮影時間)が長くなればなるほど、お開き時間に近づけば近づくほど、編集時間
が短くなる。作業量は増える。でもそれに割くことができる時間は短くなる。
この相反する条件・環境で仕事を完遂しようと思うと、技術力だけでなく慣れも必要。
撮って出しエンドロールという商品に限らず、世の中全ての商品やサービスは需要と供
給のバランスでその料金が決まる。その技量を持った人が少なければ、需要があっても
供給が追い付かない事態も発生する。
その良い例が、観光地(例えば京都)でのタクシー運転手。
ここ数年日本を訪れる外国人観光客が増えている。
タクシー運転手の数は多い。タクシー会社の数も多い。
でも英語が話せる(日常会話ができる)タクシー運転手は少ない。
さらに最低限の京都案内(ガイドの知識を持った)ができる運転手はさらに少ない。
撮って出しエンドロールも似たところがある。
写真を撮れる人は多い。
ビデオを撮れる人も多い。
ワードやエクセル等のビジネスソフトを使える人も多い。
でもプロとして写真やビデオを撮り、且つ動画の編集を行える人はそう多くはない。
そういう意味で、撮って出しエンドロールは時間との競争と言うことができる。
ひとつは制作者(撮影者・編集者)が時間に追われているという意味で。
もうひとつは発注者(依頼者)の新郎新婦さんにとっても、良い制作者というのは奪い
合いの要素がある。なぜならその数が限られているから。
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